エロ系ナンバーワンライターの事務所で『薔薇族』創刊号を読んだ話

2019年1月5日。
野獣のリリアンメンバーの安田理央さんの事務所で新年会をやるというので参加してきた。
安田さんの本業はライターで活動は多岐にわたるが特に何よりエロ系においては重鎮、ご本人は「日本で10本の指には入ると思う」と言うが、はっきりいってナンバーワンだと僕は思っている。
安田さんの本棚はエロ本でギッシリ。エロ本の創刊号を収集しているのだ。
その内の小さな一冊を手に取った。芸術系の同人誌のような表紙。タイトルに『薔薇族』。言わずと知れたゲイ雑誌の、しかし創刊号である。

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きみとぼくの友愛のマガジン……と後ろはナゴムカバーバンド征露丸Xで「木」をやっている田村さん。
 
 
ページを開くとテキストにはえんぴつで線がひかれている。線をひいた人はなぜ、何のために線をひいたのか? 思いをはせながら線引き部分を探すのは楽しい。なるほど、どうやら「白ブリーフ」に関する部分に線を引いているようだ。そんな事が分かったとしても何の意味もない。けども、もしかするとこの本の元の持ち主はあなたの父親だったのかもしれない。もしかするとあなたの父親は白ブリーフに物凄い執着がある人なのかもしれないんだぞ。
 
もはや白ブリーフさえ脱ぎ捨てた写真ページのモデルも気になる。記念すべき『薔薇族』創刊号に裸体をさらす男ふたり。この季節にこんな姿を見るとまた風邪がぶり返しそうだ。
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いやはや、しかし今この人何やってるんだろう。ググってみてびっくり。上原ジョージという方は出てこなかったけど秋山祐徳太子さんというヒゲの方はかつて出馬してたりもする前衛芸術家だった。君もググってみ?
僕はインターネットってなんてすごいんだろうと思い、
「安田さん、安田さん! 『薔薇族』創刊号のモデル、なんか変な人!」
「そうだよヒロポ。秋山祐徳太子赤瀬川原平と活動してたりする」
えー! ということは安田さんの美学校時代の先生の活動メンバー?
「ヒロポは知らないかー。ねぇ、さゆキャン、『薔薇族』に秋山祐徳太子出てるよね」
「あー秋山祐徳太子。うん」
えー! この部屋で飲んでる数人の内ふたりの中では常識なのか!? クラスの4人に1人は知ってる事になるけど秋山祐徳太子
 

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そんなこんなで秋山祐徳太子にフンフンしたとっても楽しい新年会でした。安田さんはライターなのでいつも誰かの事を書いて紹介してるけど安田さん自身も凄くおもしろい方なのでもっと誰かに紹介してもらいたいな〜。「マツコの知らない世界」とか「情熱大陸」とか出たらおもしろいのに!
そしてじろうゆと行った2軒目の居酒屋、この時すでにあんまり記憶ない。翌日凄い頭痛だったけど公園を散歩したりブックオフ行ったりした。
 
でさー、野獣のリリアンの次回ライブ、決まりました。
たぶん主催の人が1番にお知らせしたいと思うので、しばし待たれよ〜。
 

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