その玉を七つ集めれば何でも願いが叶うという。
そんなバカな！マンガのような話があるか。
明日は七夕。
ヒロポが勤めている図書館でも、笹に七夕飾りをして、お客さんに願い事を書いてもらっている。
ヒロポは、他人の願い事を見るのが大好き。観光地の神社に行けば絵馬とかもよくみる。ほとんどがバカなカップルによる「いつまでもヒロポくんといたいな(マリン)」「ずっと愛してる(ヒロポ)」などと書かれていて、その様な絵馬は即刻処分だ。中には「アイツと別れて××を引き取れますように」と何やら深刻な物もあって目が離せない。神様も大変である。
図書館のたんざくでは、やはり子ども達の願い事がステキだ。
てっきり、
「野球のせんしになれますように」
とか、アストロ球団かよ！的なのが多いと思ったが、違った。なりたい職業がカッコイイ。
「デザイナーになれますように」ときた。他には「マンガかになれますように」もあった。つらいぞ。働くのは。その前に坊やは漢字書けるようにならんとな。
一番多かったのは、
「金持ちになれますように」
だ。やはり、と納得。子どものころから、結局は金なのだ。社会のイヌにさえなっていないミジンコ供が！他力本願も大概にせえよ！そんなん叶うか！
方や、星への願い=親におねだり、と解釈している賢い子もいる。
「おうちでつかえるおおきなたまごっちがほしい」
よくわからんが、たまごっち再燃だ。図書館で勉強しておうちの人に買ってもらうといいよ。
今回、ヒロポが気に入ったのは、
「みなみアメリカにいってヘラクレスオオカブトをつかまえる」
というもの。夢があるし、なんか大物になりそうな予感がある。新宿のデパートで売ってるけどな。自分で捕まえてこそ、カブトムシと言えるよね。
お星さまも、ただ輝いているだけなのに大変ですね。
