環七の上でギターを弾くとどうなるのか?

深夜、日付も変わってひとり、歩道橋の上で猛練習。
曲の細かいニュアンスを決める。気になっていた部分も突き詰めた。
昨日の練習で、我々下手すぎて愕然としたよ。
でももう大丈夫。
かっこよくて簡単なアレンジも思い付いたし。



あぁ、さっきまで、ノーパンの先輩と食事をしていたのだけど。
今日はノーブラらしい。
男を殴ったり蹴ったりして「あへあへ」言わせるのが好きらしい。
楽しかったけど、先輩辞めちゃうからさみしかった。


「兄さん、作曲?なんてバンド名?」
橋を渡る人が話かけてきた。


メガテリウム


そう、俺ら、昔絶滅した無駄に巨大なナマケモノなんだ。
スカラベと共に地平線に消え行く歴史の連続。順に昇る、3つの太陽。示唆される日没。


そりゃそうだ。
ヒロポだって生きるのめんどくさい。
でも、長くてあと何十年なら、我慢できると思う。