ゴミ売るネットショップ つづき

残念ながら、一時間遅れはしたものの店主マリオは無事にやって来た。
ヤフオクに出している商品をボロ市の露店に出していたので、まず、ヤフオクの出品を取り消した。けれど、マリオは露店に出した商品がどれだかわからなくなったようで、
「そんなのいいからヤフーに出品する写真撮って。」
と、身勝手極まりない発言。商品管理なんてどうでもよいのかな。正直言ってヒロポはどうーでもよいと思う。七福だし。どうせ露店でなんてそんなに売れねーし。
さて、以前から透明な箱にバナナを入れる等実験を繰り返し、マリオの理解能力はボノボ以下、チンパンレベルも厳しいと説を唱えていたが、西郷輝彦のお陰で、はっきりと分かったことがある。


問)
以下の商品をまとめて落札したお客様がいます。商品代金は合計いくらになるでしょうか。
西郷輝彦のレコード3枚セット」(1000円)
西郷輝彦のシングルレコード1枚?」(1000円)
西郷輝彦のシングルレコード1枚?」(1000円)
真空管ラジオ」(13000円)


マリオはどうしてもレコードが5枚なので、西郷輝彦をすべて合わせると5000円になると言い張りました。しかも、説明しても分かってくれない。みなさんは分かりましたか?
挙げ句の果て、「16000円しか振り込まれていない!」と、客に電話を架け、何か言い返されたのか、みるみるうちにしどろもどろになり、結局ヒロポが電話代わって、「こちらは着払いで送ってよいのか確認させてください。」と無理矢理問題をすりかえて誤魔化した。
それでもなかなか足し算が理解できないマリオだったが、ヒロポは何度も何度も同じ話を繰り返し、マリオもそろそろ「ヒロポとかいうやつ、自分の間違いにいい加減気付け馬鹿。」とうんざり思ったその瞬間。
やっと商品代が16000円だと分かったようです。
マリオはギリギリ、ヒトでした。
でも、客からのメールに「同梱代金600円も加算しました。」と書いていた(つまり合計16600円)のに、されていたかったばかりか、同梱代金て何のことだよ、聞いてないよ、荷物一緒に送ればいいだけだろ、それだけで金取るの?と思ったヒロポは一体何が何やら理解できず、無責任に帰路につきました。


ホントムカついたー。