変な家族と会う

ヒロポの妹、白雪(仮名)が誕生日なので、実家に行ってきた。
工藤家はおかしいヤツらばかり。
父はとある企業でクレーム処理の仕事をしているが、先日発売されたばかりの××というデジカメの不具合を発覚。父の会社はそのデジカメのICを作っているのだが、なんとそのICが不良品らしい。計算すると160億の負債になる。160億!?会社潰れるぞ!しかし父はどーやったのかは知らないが、うまく誤魔化したらしい。
ひろゆき、あのデジカメ絶対買わん方がいいよ…。超人気あるけど…。」
年に2、3回こういうことがある。


工藤家はとりとめもなくしゃべる。
いっぺんに全員がしゃべりまくる。誰も話を聞いていないのではないかと思うが、今日の主役、白雪(仮名)が「ちょっと待て!」をかけた。
「みんな順番にしゃべって!はい、お母さんから!はい、どうでもいい!次!お父さん!はい、つまらん!次、ヒロポ!」
ウッ…。なに喋ってたか忘れてしまった。
ヒロポは喋るのがへたでよく言葉につまるが、それは喋っている内に別の事を考えてしまい、何を自分が喋りたいのか、どうしたら話が面白くなるのか分からなくなるからである。また今日もわかんなくなっちゃったよ。
もちろん、白雪にはバッサリ切り捨てられた。
お兄ちゃんしゃぶるのは得意なんだけどなー。今日もたくさんしゃぶってきました。
お肉。