アキバなんか嫌いや!


路上パフォーマンスをしようと、アキバへ出かけたバイナリキッド。
「もうできないよ!もうできないからね!」
また警官にとめられちゃった。


あれー?おかしいぞ!
中央通り、パフォーマーが一人もいない!
コスプレしてるあやしい連中もいない!
うわー、引くくらい厳しくなってるじゃん。


泣く泣く、裏路地へ。
「ミシガン、わいら、これからどうしたらいいんや。」
「社長、そんなに落ち込まないでください。」
「そやかてミシガン、わいら、これから一体どうなるんや。」
MTRで曲を作りましょう。」
MTRてなんや。」
「『未来の・友達・ランバ・ラル』です。」
「注:正しくはマルチ・トラック・レコーダーです。」


路地裏には、カメラを携えた怪しい集団が。
バイナリキッドの変態的な姿を見て、寄って来た。


話はトントン拍子に、かつ、てきとーに進み、7月頃配られるフリーDVDの収録を行った。
ラッキー。


その後、アキバはあまりにも警察が厳しいので、代々木公園へ移動して、牧歌的な家族連れや恋人たちの脳をグラグラ揺するべく、演奏。


どうやらバイナリキッドは、ハッピーな連中には「ニヤニヤ」という表情をさせてしまうらしく、非常にニヤニヤされてしまった。
アキバも原宿も嫌い!


うそ、ホントは好き。