どこにもいかない

ヒロポが小学校で働いていたときのこと。
元気な女子がいたんよ。6年生に。
蝶元気なので、みんなにうざがられている6年女子。はっきり言って、あれはもういじめられてんだよなー。
休み時間はヒロポがいる図書室にいつも遊びに来てくれて、作文帳に書いた物語を見せてくれた。
君だけじゃなくて、いじめられっ子の吹きだまりになってた図書室だったから、あんまり構うことができんかったね。ゴメンね。



君は、冬休みに入る前の放課後、昇降口であったのを覚えているか?


ヒロポ先生は、終業式こないからね、今日でおしまいなんだ。では、よいクリスマスと正月をね!
って言ったの、勘違いさせてしまった。


「先生、いなくなっちゃヤだよ?」
えー?なにそれー?
そんときの君の顔、悲しい顔だったので驚いた。
「転勤とかになって会えなくなったらやだ!」
ちょw空手習ってるからって突きキメんな!


大丈夫だよー。君が卒業するまではいるよ!
それより君ね、お話書くとき、「、」とか「。」とかちゃんとつけなよ!
冬休み中に完成させておくこと!