9日目 「ゴー・トゥ・バイナリキッド」



「ゴー!トゥ!バイナリキッ!!ゴー!トゥ!バイナリキッ!!」
高円寺スタジオDOMのCstに、歌声が響き渡る。
デトロイト・メタル・シティ』のキャップにスニーカー姿の男が我々のレコーディングに参加するためにやってきた。
この不審な人物は、「水中、それは苦しい」のVoジョニー大蔵大臣その人であった。



ヒロポはめちゃくちゃ不調だった。ギターも弾けてないし、歌もうたえてない。
でも、ジョニーさんやミシガンがいろいろなアドバイスや邪魔をしてくれたおかげで、歌い方や弾き方の工夫ができたし、たくさん笑顔になった。


ジョニーさんはさすが、スゴクイイテイクを残してくれた。
『333カラトビオリロ!』に参加してくれた。
「この曲いいじゃん!」と誉めてくれた。
最初から最後まで、裸の付き合いをしてくれた。
ありがとうございました。
スタジオ入りのところから、自ら脱いでいてくれるなんて。
なんと言っても、あんなにすばらしいテイクを残してくれるなんて。
ありがとうございました。




レコーディング中も、ヒロポはウイスキーを飲んでいた。
終わってからは、ビールをごくごく飲んだ。
すると、朝起きたら、ちょっと二日酔いになってた。


早朝に目が覚め、ケータイでこの日記を書いて送信したつもりが、なんと日記は更新されてなかった。
しかも、履歴にも残ってないの。
夢じゃないはずなんだけどなぁ。




ジョニーさんとバイナリ記念撮影。