ヒロポはブタ野郎

 今日は小学2年生の女子が「このブタ野郎! ブタ野郎!」と僕を殴ってきました。
 や、やめろよ……! びっくりしたよ。


 その子は友達ができなくて、休み時間はいつも僕のとこに遊びに来る。僕は別に待ってやしないんだけど、

「工藤先生、今日行けなくてごめんね。かおり(仮名)忙しかったの」

 なんて少し大人びたことを言うし、毎日のように

「本読んで」

 とねだってくる。


 今日は「もっちゃうもっちゃう もうもっちゃう」を読んだけど、途中で飽きられたみたい。
 にしおかすみこにはまってんだってさ。


 同じクラスにマナちゃん(仮名)という子もいて、その子は知的障害がある。いつもいつもニコニコしてて、僕の事を見付けると
「くどーひろゆきせんせーだいすき」
 と言う。

 そのまま抱きついて来るので、僕のおへそに頭をひっつけたげて犬の耳の裏をくすぐるみたいにわしわしと撫でてあげると、腕なんかにキスをしてくれる。
 マナちゃんは好きな人には遠くから投げキッスをしまくっているような、そんな子で、かおりちゃんに聞いたんだけど、4月から別の学校に行くことになったらしい。
 僕のとこに来るたびに『くまのこうちょうせんせい』を読んで「せんせいびょうきでかわいそう」と悲しんでいる。『ばけものつかい』なんてちょっと長めの絵本も読めるようになったんだよな。



 僕はと言えば、1日に20時間くらいmixiをしているせいもあり、公式サイトのアカウントが削除されそうです。
 無料で素敵なサーバーを借りていたのだけど、トップページだけ作って中身は全部はてなダイアリーにしていたら、そりゃダメだって。
 サイト作るのってたいへんだー。




 ブタ野郎の話は飛ぶけど、ときどき、僕たちはみんなでっかい病院に入院してるんじゃないかと思うことがある。
 治療するために通うやつじゃなくて、死ぬのを待ってる方の病院。ホスピスっていうんだっけ。

 そこにいて死ぬのを待ってるんだけど、死にたくなくて、薬もらったり、体を診てもらったり話を聞いてもらったりしてさ。
 やぶな病院だと、そんなことすらしてくんなくて、結局お金がたくさんかかってしまう事になる。

 医者がいない病院すらあるし、医者も病院に行くことだってあるんだよな。当然。


 なんだかさ、もし、死ぬ瞬間が病院のベッドの上なんかだったらやじゃない?
 無理してでも外に出て、ぶらぶらしながら死にたくない?
 どうせいつか死ぬんだったら、僕は病院で死にたくないな。


 あー、「死ね!バイナリキッド」とかいうへんな名前のサイト、なんとかしなきゃなーむ。


 もうすぐ『母さん、なんでウチにはファミコンないの?』が全世界発売されるからよー。(アマゾンで買える)