おにぎり買って校庭の木陰で小学生とお昼を食べた。
“カツオ”とか“スケベニンゲン”とかイタリア語を教えた。
少年はアリを殺しまくっていた。
久しぶりにアリがピクピクするの見てしまった。
「むやみに殺すもんじゃない」
すると女子がやって来て、昔、僕も思っていた事を言った。
「こいつら死んだ方がいい。大変だもん」
そうかなぁ。
そうなんかもなぁ。
でも僕もそれ思ってた。
いつの間にか、大人になっていたヒロポ。
大人ってさ、悲しいことや辛いこと、嫌なことを知ってる人の事かもしれないと思った。
100歳まで生きたら、たいへんだな。