女子校生、なぜ泣くのか

むかしむかしのおはなしです。
あるところに、ヒロポとミシガンいうおじいさんがいました。
ヒロポとミシガンはバイナリ・キッドというバンドを組んでいましたので、秋葉原へ路上パフォーマンスに出かけました。
ヒロポは躁病でしたが、ミシガンは鬱病でしたので、ミシガンはいつも「ヒロポうぜー」と思っていました。
一方その頃、川上から大きなおしりの女子校生がどんぶらこっこ、どんぶらこっこ、と流れていました。
そんなことはつゆしらず、ヒロポは今日のパフォーマンスでミシガンを鉄板の上で焼きながら、『泳げ!ミシガン君』という曲をやろうと言い出しました。
ミシガンはひどいやけどを負ってしまいました。
一方その頃、川上から大きなおっぱいの女子校生もどんぶらこっこ、どんぶらこっこ、と、流れていました。
そんなことはつゆしらず、ヒロポは次のパフォーマンスで『つかもうぜ!ミシガンボール』という歌を歌いながらミシガンの大事なところを握り潰そうとパソコンで打ち込みを作っていました。
一方その頃、川上からヒロポの大好きな神木隆之介くんがどんぶらこっこ、どんぶらこっこ、と流れてきました。
神木くんの神々しさに気が付いたヒロポは、これまでの行いを悔い改め、毎週日曜に教会で祈りを捧げるようになりました。
教会で出会ったのは14歳の頃のサトエリでした。
神木くんも好きだけど、サトエリも好きだ。
ヒロポは大いに悩み、本を読むようになりました。
一番好きな本はギネスブックでした。


つづく