ヒロポのいじわる その2

ホントは友人、中野アニソン燃/萌ギター研究所のライブを見に行くはずだったんだけど、いじわるしに行ってて間に合わなかった!


実は、ガンの摘出手術が済んだヒロポ父のお見舞いに行ってたんだ。
こないだ買った「大人のDSゴルフ」持って。
バスに乗って、着いたらもう真っ暗。
病室には、管を通された憐れな父の姿。チャンスと母もいた。
「この管、どうなってんの?」
と聞けば、
「ちんこに刺さってる。看護婦さんがちゅーちゅーするんよ。」
下品(というか異常…)な父の返事が。
51歳の誕生日プレゼントのDSソフト渡したら、
「おっ、これ買ってきて貰おうと思っちょったんよ!」
見舞い客そっちのけで早速ゲームに熱中の父(51)!
「麻酔切れて痛がってるのよ〜。でもこれに熱中すれば大丈夫ね!…お父さん?」


かつて、こんな父を誰が見たことあっただろうか。
母が声をかけても、物凄い集中力でゲームしてる。
ガン無視ってやつだ。


しかし、ふと、DSのペンを落としてしまった父。
ヒロポが拾ってやった。
受け取ろうと手を伸ばす父。
ヒョイ、と引っ込めるヒロポ。
腹がよじれる父。
ペンを差し出すヒロポ。
受け取ろうとする父。
ヒョイ、と再度引っ込めるヒロポ。
腹にまた激痛が…。


ニヤニヤニヤニヤ。
ニヤニヤニヤニヤ。
なぁ、お父さん、ゲームに熱中しすぎやねん?


6人部屋の隅っこに、クドウ家の黒い笑いがこだました。


父は照れくさいのと、おかしいのとで真っ赤になっていた。
こんなに笑っちまったら、手術あとが痛くて痛くてたまんねー。マジこれカンベン!って顔してた。
父はそれがツボに入ったのか、笑いが収まっても思い出し笑い。
ウガーッて真っ赤になりながらクッ、クッ、死ぬ、死ぬ、クッ、クッ、と笑ってた。
なんだかとっても痛そーだなぁ。
ごめんね。


あ、ついに泣きだしちゃったよ〜。
ハハハ。