マリオからのコール

昨日はあの映画の音楽提供のため、各方面へいくつか連絡をした。
ライブ音源が必要とのこと。


わー、ほんとなんだなー。
土壇場で「やっぱり無し」とかなったら悲しいな。


あと、古道具屋の店主マリオから電話連絡があった。


「工藤さん?便利屋って英語でどう書くのかな?」


よくよく聞いてみたら、英語じゃなくてアルファベットでどう書くのかということだった。
それ、ローマ字っていうんですよ。


「あーはいはい。わかったわかったわかった。すみませんね、じゃまたよろしくお願いします。」


数分後。


「どーも、工藤さん?便利屋ってどう書くのかまた教えてもらえませんか。」


はー。

B、E、N、R、I、Y、A、です。

大丈夫ですか?
(ったくよー。さっきのわかったふりかよ。)


「悪いね、じゃあまたよろしくお願いしますね。」


もうよろしくされたくないよ…。

数分後。


「工藤さん、英語で便利屋ってどう(略)」


BEで「べ」!
Nが「ん」
「り」はRI!
「や」はYAです!
ほんと大丈夫ですかっ!?


と、早口でまくしたてるとマリオは言った。


「じゃ、またよろしくお願いしますね。」


かくして便利屋店主マリオの新しい人生は幕を切って落とされたのである。