カメノテという生物を食べました。
大分のおばあちゃんが送ってくれたのです。
ずっとそれを忘れていて、冷凍庫の中から発掘して、鍋で茹でました。
カメノテは海の生物です。
海辺の岩なんかに張り付いています。
ホラ、よく見るとフジツボとか引っ付いてるでしょ。
おばあちゃん、ありがとう。
これ食べてがんばるよ。
おばあちゃんは僕がバンドをやっている事をあまり知らない。
こないだ電話したのは、ロフトAでライブする直前だったから、ずいぶん話してないなぁ。
おばあちゃんにとっての僕は、今でも昔のままなんだと思う。勉強が出来て、誰にでも優しくできて、毎朝玄関先をホウキで綺麗にする様なイメージ。初孫だしさ。
ところがおばあちゃん、そんなイイ子だった僕は、今や薄れてしまっています。同年代の人達で僕なんかより立派に税金を納めて社会のために働いている人も大勢います。結婚して子どもを作って家族の為に働いているお父さんもいます。同じ仲間たちとは話が合って共感しあえるけど、時々、というか、やはり、僕のやっているバンドのことが、何のためにもならないのだと、理解されない事がよくあります。同じくバンドをやっている人達からも、理解されない事もあります。
けれど僕は、どちらかというと、そういった芸術が好きなんです。気持ちと知恵を込めて作品を作っています。人を楽しませたり、わくわくさせたり、驚かせたり、そういったことが好きなんです。ゆくゆくは、そんな事にもっとたくさんの時間を割きたいと思っています。
おじいちゃんもそうだったでしょ。手先が器用で、お祭りで笛ピューッて吹いたりしてみんなを楽しませて。でもおじいちゃんは立派だったけど、僕はまぁただの芸術の真似事してるアンポンタンポカンかもしれないです。こればっかりは自分では分かりません。
でも、結構、僕のつくった歌は評判いいんだよ。おばあちゃんには理解し難いかもしれないけど。もしかしたら、僕だと気付かないかもしれないし、気付いたら嫌いになるかもしれないです。
あー、携帯打ちながら歩いてたら家の近所なのにまた迷った。
ほら、また路地だー。
くそっ。どこじゃあ、僕んちは。
▼イカ天のアレ、1秒でいいので観て下さい。
しばらくの間、リンク貼りキャンペーンです。
お見苦しいかと思いますがお付き合い下さいです。
他のバンドもメチャおもしろですな!
http://video.msn.com/video.aspx?vid=f2347c14-f98f-4f21-8587-ff528af1a796