ジャズバンドの巻

久しぶりにノリ・メ・スタジオ。
本日はベーシストのオオタ氏に来ていただく。即興バンドに興味あるらしい彼は、ジャズメンである。実はギタリストなのだが、ベースを弾いてくれと頼んだら、快く承諾してくれたナイスガイだ。
スタジオは、混沌としていた。ヒロポの妄想も冴えない。取りあえず、蛭子漫画のタイトル『地獄のサラリーマン』!!!と叫んでみたものの、チクハグな散文詩をぶちまけただけであった。ダサ。しかし、オオタ氏のベースはイカス。ファズ。ファズ。ぶいぶいぶい。マエダ君のキンキンした音に対して、たっぷり歪んだベースラインがとても心地よかった。
よかったら、来週もスタジオ入りませんか?
「いいよ。」
ということで、加入決定と相成りました(仮)。ノリ・メ・タンゲレは4人編成のバンドになった(仮)。オオタ氏は“ちゃんと音楽できる人”でもある。ノリ・メ・タンゲレの強力なサウンドメーカーになってくれることだろう(仮)。あとは、彼の性格、キャラを探して行くのも重要な課題の一つだ。マエダ君は今日も「音が出ない。さっきまで出てたのに。」とシールド(ギターのコード)をアウトからインに繋いでのたうちまわったり、「6弦が切れたまんまだ。」と1弦の無いギターを掻き回しながら呟く。アホキャラお約束だ。正直、うらやましいよ。可愛いやつめ。ヒロポも大概アホだが、アホは2人いらない。ヒロポは電波キャラでいこうかな(仮)。
タロー君も念願のベーシスト加入(仮)に喜んでくれた。これ以上変な人が増えても困るが、ちゃんとした人だもんね。でもノリ・メ・タンゲレに入る時点でおかしい人だ。
次回のライブは、演劇調のものにしたい、もうプロットは考えてある。と発表したが、すこぶる反応はよろしくなかった。でも、いいんだ。孤高のバンドになるんだ。ノリ・メ・メンバーがやりたいことの中間をいけば、みんな妥協して仕方なくやってくれるし、その内やる気なくしていくぜ。ってそれじゃダメじゃん
帰りがけ、マエダ君と「今度こそ客殺す」と呟いた高円寺駅深夜0時。1人になったとたんに警察に職務質問&自転車無点灯注意されたことは誰も知らぬ。