子どもをびびらセルの巻

小学3年生に本の読み聞かせをしてあげた。
『ねんどの神さま』(那須正幹・文 武田美穂・絵)http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4591041778.htmlという絵本。
子どもの頃、戦犯を殺すために作った粘土細工の神様が、数十年経った今、怪物として現れる。
大人になった主人公は兵器会社の社長。
怪物にロケット砲撃つは核爆弾使うわ(国民には知らされず、中継も無し)の人権無視。
神様「ケンちゃんは変わったよ。もう戦争がきらいじゃないんだね。」
社長「戦争は今でもきらいだ。だから強力な武器を作って戦争を起こさせないんだ。」
その後神様はもとの粘土細工に戻り、社長にこなごなにされてしまう。
ラスト。
「これでまた、思うように武器が作れる」
読み聞かせが終わって、いつもならすぐに「おもしれー」「つまんねー」と声があがるのだが、今日は「シン・・・」と静まり返ったあと、「おもしれー!」ときた。トラウマ成功。
重いわ、これ。リアルがある。でも子どもにはいろんな本を読んでみてもらいたいです。