ポコペン。「枯れ葉が落ちるとき、オマエは死ぬ。」by.少年

こうして、少年たちとヒロポは友達になった。
疲れたので、次は、ポコペンをすることになった。
覚えてないよ。もう十年以上していないと思う。
「やったことあるなら、思い出すよ!」
そうかなぁ。・・・ほんとだ。思い出した。
本気で、ポコペンする。
ヒロポは初対面の子ども全員の名前を覚えていないので、鬼になったら、永遠に鬼だ。必死である。
「名前なんて言うの?」
えっと。くどうひろゆき。ヒロポ。
「ヒロコ?」
ヒロポだってば。もう、くどちゃんでいいよ。
「・・・くどちゃん!くどちゃんくどちゃんくどちゃんくどちゃん!!」
少年の一人、オオムが、ヒロポの名前を覚えるために連呼している。
「おれ、この呼び方サリンだと思うんだ。」
オオムはそういって、ギターを教えて、と言った。
レイとバンドを組むらしい。
ヒロポが指板を押さえて、コードを押さえる。
オオムが、弦を掻き鳴らす。
こんなよるに、おまえにのれないなんて!
サスケ、ユウ、アッツ、他のみんなも。
また、遊ぼう。