変質者がいたらどうするか?

この街には変質者、つまり変態がいるんだ。
そんなの、ヒロポの好きな子が襲われたら、一体どうすればいいんだ。
こいつはちんこ見せるだけなのか。それとも見せたちんこをどうにかこうにかして大変なことになるのか。
たんぽぽ公園で待ち伏せてやっつけてやる。
来るならこい、変態野郎なんかにヒロポのちんこは負けやしないぞ。
やっつけてやる!
やっつけてやる!!
やっつけてやる!!!


そして、遠く離れた君の街にも変質者はいるかもしれない。
とても危険です。
でも、変質者だって好きこのんで変質者になったわけじゃないんだ。
彼らだって、普通の恋がしたいはずだ。
外でちんこ出したあと、家に帰って興奮さめやらず、たぶんすっごくやらしい事をするんだろう。もしかしたら、外でそのまますんのかもしれない。いや、きっとそうだ。
そして終わったあと、いつも思うんだ。
あぁ、なんて自分は馬鹿なんだろうって。そして、もう二度とこんなことはすまいと誓うんだ。
でも、また、どうしようもなくって次の晩も、外にフラフラと出ていってしまう。
男子諸君は、彼の気持ち、分かってくれるよな。


ある日、空を見上げて彼は見るんだ。
キラキラと輝くものを。
さそり座の真っ赤な目が彼の事をじっと見てんだ。
お月様も負けじと彼の事見てんだ。
あれぇ、キラキラしていて、なんなのかなって思ったら、それはキラキラどころか、ギラギラ太陽みたいに明るくなって、案の定それはUFOだった。
と思ったら、そんな訳はなく、やっぱり普通の星だった。ちょっと頭がおかしくなっちゃったのかな。


変質者は、その日を境にパタッと姿を見せなくなった。
夜だけじゃない、昼間もね。
きっと、お星さまになったんだ。


こんな俺でも、星になれるのかなぁって。
自分のちんこカッターで切り落として、乙女座あたりに祈ったんだ。
乙女座は、
「そんなの、変態のお前には無理です、いくら私の力でも。」


悲しくなった変質者の彼は、切り取った自分のちんこを握り締めて、オーン、オーン、と泣いたよ。
星に祈ってもだめだったから、とっくに死んじまったおっかさんに向かって、オーン、オーン、と泣いたよ。


そしたら、握り締めてたちんこが空に飛び立って行った。
彼はそのまま人知れず死んじまった。
数日後、捜索隊が彼を街を少し外れた橋げたの下から見付だしたけど、どーっこを捜しても、ちんこだけは見付かんなかった。


でもさ、みんなはどこにあるのか知ってるだろ?
今夜、さみしいさみしい北の空を見てごらん。
さみしく光る、あれがちんこ座さ。




引き続き脳にウジがわいています。