みんな、バイバイ。

職場、異動になりました。
公共図書館から、学校図書館に変わります。
最初、給料が11万とか言われたけど、それは死ねってことか、と思ったヒロポは珍しく頭に来た。
なんとか、16万くらいになった。
時給に直すと1200円くらいだから、納得。
文句言ってよかったなぁ、と思った。


恥ずかしいから内緒だけど、ヒロポは、本気で、世界中のみんながやさしい気持ちで過ごせるようになればいいと思ってる。
特に、弱い立場の人たちや、動物たち、植物たち、あらゆるものが、やさしい気持ちで過ごせたらいいのにと思ってる。
自分でもおかしいと思うけど、みんなもただ恥ずかしいから言わないだけで、そう思ってるに違いない。
なのに、弱い立場の人はもっと弱い人をさがしていじめるし、だまし合ったり、うそをついたりするよね。
そういう人を見つけたら、とてもイヤな気持ちになる。
ヒロポもそういうことしちゃう時あるし。
だから、最近、ヒロポは自分自身にも怒ってたんだ。
けれど、もう、怒るのはやめよう。


図書館の仕事は、みんながやさしい気持ちで過ごせるきっかけを作ることだってできると思ってる。
音楽だって、みんながやさしい気持ちで過ごせるような魔法を持っている。
けれど、やっぱり、それをやるにはお金が必要だ。
そんなにいっぱいいらないけど、人間がひとり生きていくくらいは欲しいなぁ。
欲を言えば、のどが渇いた時に、自動販売機でジュースを迷わず買えるくらいは欲しい。



こんなこというの、おかしいよな。
偉そうだし。
笑っちまうぜ。
でも、ほんとは君だって、そう思ってるんでしょ?