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あらすじ


昨日のブログに書いたんだけど。
夕べ、ヒロポがバイトしてる古道具屋の店主から何度も何度も着信があった。
でも、ヒロポはだりーから無視した。


続き


昨日来るはずだった女の子のことを店主に聞いてみたら、
「風邪だよ。」
と言っていた。
でも、先週も来ませんでしたよね?
「来るよ。」
マリオさん(仮名)にとってはやめてほしいんじゃないですか?
バイト募集してるみたいですし。
「もう来ないからさ。」
やっぱ来ないんですか?
今度はいい人見つかるといいですね。
「あてがあるんだよ。」(自慢気に)
あるんですか!?
「ないんだよ。」(不安気に)


どっちだよ!
あー、ヒロポも辞めたくなった。


店主はその後、しきりに、
「昨日、(ヒロポが)電話でないから商品が溜ってるんだよ。」
と呟き続けた。
その度にヒロポは、ケータイを家に置いて出かけていたんです、と呟き返した。
嘘だけど。


でも、さすがに、7回も着信あったから、朝になって店主に電話したよ?
もしもし、昨夜はすみませんでした、って。


「はんにゃらたらら(解読不能)」
もしもし?
なんかあったんですか?
「ほんにゃらからぺた今日は?」
今日は行きますけど…。
え?どうしたんですか?大丈夫ですか?
「ほがほがふがふが。」
なにコイツ?
もーいいや、生きてるし。
と思って電話を切った。



さて、12時を回った頃、あまり期待していなかったが、給料をくれた。
店主はまた間違えて計算をして、200円くらい多い金額になった。
でも、小銭がないからと言って850円はくれなかった。
なので、ヒロポに「残り850円だね。」と確認してから、
「残り1850円」
と紙に書いていた。
笑いそうになった。
この人、「ツボ」買うな、と思いながら、店頭のポスターを撮影していると、店主が出てきてこう言った。
「これ850円だよね。」


バレたか。
あーおもしれ。


というわけてバイト募集中。アホな店主に堪えられる方。