4番線、ご注意下さい

古道具屋七福、ヒロポは曜日変わって梱包・発送担当になった。
発送伝票を書いたり、店主マリオが商品を探し終えるのをジッと待ったり、インターネットをしたりと、なかなか忙しい。


なんでこんなに暇を持て余しながらも忙しいのかと言えば、それはマリオがアホからである。
とは言え、ヒロポもアホなので、会話は随分奇妙なものになっている。


マリオが「小さなものはサシコで送んなきゃダメじゃない。サシコって書いててよ。」と、謎の単語を使ってきた時、ヒロポは、マリオがまたワケわからん事をほざいているのか、それともヒロポが「サシコ」を知らないだけで、世の中にとっては一般常識なのか、などいろいろ考えた。




考えた挙げ句、やっぱ分かんないことは聞かなきゃなー、早く帰って寝たい。とヒロポは考え、恥をしのんでマリオに聞いた。
サシコってどんな字ですか?




冊子




ゆうパック冊子小包のことでした。
マリオ、冊子をサシコと読んでいる。
業界用語で「サッシコヅツミ」を「サシコ」と言うんだろうか。それともマリオの脳が臨界点に達しているのか。
ともかくヒロポは、マリオに随分みっともなくバカにされてしまい、悲しくなって、いつの間にかサシコダンスを踊っていた。空想の中で。




あべしっ!
変な声をあげて空想から醒めると、マリオがつぶつぶみかんジュースをくれた。空想とは言え、踊り疲れたからだには、やっぱりつぶつぶみかんジュースが一番だなー、と心底思った。




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