3日目 月見島、歌入れ

ライブの合間をぬって、録音してますバイナリキッド。

手始めに『誕生日』改め、『月見島はまだあるか?』を録音しています。
ミシガンが作ったこの曲は、結構みんなから好評で、ヒロポもミシガンも気に入っています。
ギターをポリスの『高校教師』みたいに(原題知らないけど、ベースボーカルのスティングが高校教師だった為に付けられた邦題らしい名曲)したくて、クリアトーンで弾いてみたら、下手なのがモロバレしました。


その後ミシガンが歌入れ。
みなぎる力を抑えきれずに、ダイナミックな失敗を繰り返していました。歌詞を忘れて、突然セリフを語り出したり。確か
「野原に行って虫の羽をもいだ。」
とかなんとか。
録音技師とむとむが「止める?」とサイン出したけど、ヒロポは「否、続行なり。」と目配せし、ミシガンは無事に謎のセリフを語り終えたのでした。
こういうのはドツボにハマるもので、それからもなかなかいいテイクが録れないのでした。


声出てないよ、ミシガン。
すぐそこに猫ちゃんがいると思って歌ったら?
「猫ちゃん………か………。」






え、なんだこの反応は…。
当然ヒロポのコーラス入れもカスな失敗を繰り返しました。
コーラスなんてカスでもいいけど、ミシガンは自分の歌が気に入らないらしく、もう一回とりなおすことにしました。むやみにやったって、うまく行くんかね。


しかし、スタジオ終了10分前に、とむとむの提案でマイクを2本立てて、ふたり一緒に歌ったら、めちゃくちゃうまく行きました。
キョーダインか。
しかし、これでバイナリ的録音方法がわかりました。
ライブで培ったふたり同時プレイのカンを頼りに、風神と雷神、時には餓鬼魍者を降臨させて録音すれば良いのです。
とむとむはこんなバンドの録音もしっかり引き受けてくれて偉いなぁと思いました。


というわけで、4月頭のライブラッシュが終わったらすぐさまスタジオにこもります。
わはは。
楽しみ。
諸君、28日に円盤で逢おうではないか。
坂本移動動物園もとうみねとうこさんもほとんどビョーキも出るよ!



写真は今と変わらず美しい、高校生の頃の黒柳徹子さん。
(嘘)