帰省9日目 東京着

寝ぼけまなこをこじ開けると、早朝の京都に着いていた。六時半。相変わらず美しいね、この街は。
乙一死にぞこないの青』読了。
小学生が悪い教師をぶっ殺す話。乙一の小説は、主人公が少年というところが一番魅力を感じる。


さて、あとは、どうやって帰ろうか。予定が狂いまくって、もう何がなんだかわからない。
ま、いいか。東に向かえば今日中に東京に着くはずだ。
大垣、箱根越え、岐阜。名古屋着。九時半。
せっかく、好きな街に来たんだ。なんか食べたい。
うろうろ、味噌カツ屋を探す。
矢場とん」発見。十一時開店とのこと。
ちくしょう。東京帰ったら、銀座店行ってやる。仕方無しに、駅地下の店で、味噌カツ弁当を買う。


電車は、浜松、静岡、富士山見えますね、よく晴れている。
一方そのころ、ヒロポは眠っていた。チッ。
勉強のために、図書館関連の本を読む。読了。眠りながら読んだので、よく覚えていない。


京都にも、名古屋にも、浜松にも、友達がいるが、久しく会っていない。これを読んだら連絡ください。いつもヒロポはサイトの日記読んでるけどね。みんな相変わらず。何年か昔に会った頃を思い出す。


熱海。電車の中の路線図が、東京近郊のものになる。あー、もうすぐだ。
カセットウォークマン人間椅子桜の森の満開の下』『頽廃芸術展』聴く。
いかりや長介『ぶらりアフリカ』読む。
平塚、藤沢、湘南。横浜や川崎など、ここからが長い長い。


東京駅。人が多い。
山がない。中央線。高円寺。
最後の、「満天の星屑」の件を読んで、『ぶらりアフリカ』読了。高円寺着。
夕方、日も暮れない時間に帰り着いた。


携帯の電源入れたら、メールが8件。
なに!?九州で地震だって?
急遽九州に連絡。親戚一同、無事だった。
大分の祖母は、震度4の地震に気が付いていなかった。
一日帰るのを遅らせていたら、やっかいな事になっていたなぁ。飛行機でなんて帰れないし。


アフリカの精神は「ポレポレ」である。
今日のヒロポみたいなものだ。適当なのである。
ゆっくり、行こう。
何かがあるはずだ。
でも、何があるわけではない。
ポレポレは、すばらしい。


ヒロポ青春18切符で大分帰省シリーズ 完