１２月から、古道具屋七福の勤務を火曜にしてもらいました。
今月も、店主マリオはあほ。
店主も交通整理のバイトをしなければならないほど潰れかかっている我が七福。
で、店に行ってみると、マリオは送られてきたFAXを持ってあたふた電話している。
「もしもし？さきほどの佐藤ですけど。三鷹からバス？三鷹からバス？・・・・ってわけじゃないんですよね。じゃ・・・。」
こんな電話、ヒロポが何度ももらったらクビにするよ。
でもなんかちょっとおもしろそうなので、マリオに声をかけてみた。
FAXは、マリオのバイト先から送られてきた、勤務先の地図だった。
八潮の地図だ。
八潮とは、東京は品川区の果て、人工の島である。
電車なんか通ってないよ。バスでしか行けないところなんだ。
しかし、当然、三鷹から八潮までバスが出ているはずも無い。
あ、マリオは三鷹に住んでるんです。
中野区大和町の七福に住んでいるわけではないのです。
FAXを見てみると、ちゃんと「大井町東口４番バス停○○行き、××下車」って書いてある。
何度も言うよ。
マリオはあほなんだ。
あほにわかるように、ヒロポは三鷹から、東京まで“電車で”行き、京浜東北線とは何かを説明し、大井町の東口改札を出て、バスに乗ってください、と、とても親切に教えてあげた。
マリオは八潮がどこにあるのかを知って、「こんなところまで行って、大変だね〜。」と他人事のようにつぶやいた。
そしたら、１５分くらいして、マリオが言ったんだ。
「助かったよ。教えてくれて。おれ、方向おんちんだからさ。」
かわいいね☆★☆
首絞めてあげたい♪
