ばれ……てないッーー!

 孫がちびっこに名刺見られたあああ!



 図書館に来たッ!
 委員会の子がッ!


 カバンを勝手にッ!
 空けやがっただとッーーー!



 孫の名刺入れはファミコンカセットじゃから、即! 餌食にされちまったんじゃ……。




「くどっちいいい
 ヒロポって誰ーーー!?」


 委員会のどチンボ野郎がッーーー!
 ヒロポはヒロポじゃあああ!



「なんか同じのいっぱい入ってるしwww」


 1枚1枚違う名刺が入っとるわけねえええッーーー!


「で、ヒロポって工藤先生?」


 孫、このピンチをどう振り切るのか…?
 それとも正体を明かしてしまうのか…?
 ヒロポ、どうするんじゃ!
 ヒロポ!
 ヒロポ!
 



「わかんない……」


 知らんぷりしたッーーー!


「でもこれ先生のカバン……。
 じゃ、これ先生のお父さん?
 それとも先生?
 誰……?


 そう言えば先生、角川ホラー文庫入れてよ!」

 話変わっただとッーーー!