■クリスマス・イヴにサンタクロースがきた話

昨晩、発泡酒でも飲んで酔っ払ってしまおうと思っていたその時、玄関からココココンとドア叩く音が聞こえた。
ガチャリとドアを開けるとサンタクロースが立っていた。
白ヒゲ、赤い服。
そしてサングラスをかけていた。
「こんばんは、どーも。あがってく?」
挨拶すると、半ば無理やり無言のままリボン包みの大きな箱を置いて走って行ってしまった。
開けてみるとプレゼントとサイン色紙が入っていた。
色紙には


「サンタ☆クロース」


と書かれていた。

お礼を言わなきゃと、慌ててサンタクロースを追いかけると外にたまたま通りかかったミシガンが歩いていたので、さっきサンタクロース見なかった?と聞いたが「知らない」とのことだった。


ヒロポもちょうどミシガンに渡したいものを準備していたのでとりあえず家に招き入れ、一緒に酒を飲んですぎやまこういちのCDを聴いていると、ぐがシャンメリー持ってやって来たので乾杯した。
シャンメリーをポンッと開けたとき、炭酸が溢れてこたつがビチョビチョになった。
それを見てぐが「自転車のカゴに入れて持って来たから!」と言ったのでみんなで笑った。
ふたりともサンタクロースのサインを見て「いいなこれ、ヤフオクに出したら?」と言っていた。


新曲のアレンジは、これでよいという事になった。


おしまい