■「手袋を買いに」の記憶あるやつちょっとこい

冬のある夜、片手だけ人間に化けた子狐が、町の帽子屋へ手袋を買いに行く。


国語の教科書にも載っている新美南吉の名作「手袋を買いに」。
時々「ごんぎつね」と勘違いする人もいるけど、この物語が子どものころから好き。


店の主人は子狐の正体に気付くが、手袋を売ってくれる。
窓の下に聞こえてくる子守歌。
急に母狐の事が恋しくなる。


実にいいよな〜。
名セリフ「お母ちゃん、おててが冷たい、おててがチンチンする」。
これもいいよぉ〜!
ちょwwwおててがチンチンするってwww
と、子ども心に爆笑ポイントを押さえた作品だと思う。


ラストシーン、巣に帰り着いた子狐に町の様子を聞いた母狐はこうつぶやく。


「ほんとうに、人間はいいものかしら。ほんとうに、人間はいいものかしら」


大事なことだから二回言いました!的な、このラストシーンが新美南吉の奥深さ。
たまらん男といえる。
小学生男子がイチローに憧れるように、ポール・スタンレーに憧れるように、尾田栄一郎に憧れるように、子どもの頃の僕は新美南吉に憧れた。
そんな新美南吉の他の作品に、シンプルかつインパクト大の物語を見つけた。
そのタイトルは…
















「屁」