ピーポーズのテーマは響き続けるの巻

ノリ・メ・一段落したので、新バンド「ピーポーズ」を結成した。
メンバーは天才ドラマー&熱血シンガー、ミシガンと偽善ギタリストアコギバージョン&戦前シンガーのヒロポの2名。
一体どんなバンドになるかというと、全然うるさくない、ポップなバンドになる予定だ。今後のノリ・メ・タンゲレはノリ・メ・ストレス発散の場になることだろう。どちらも大事なバンドだぜ。
夜の公園で蚊に餌をやりながら初ライブは行われた。久しぶりに人の曲を練習した。曲は『スカンピン』(ムーンライダース)だ。(歌詞→http://www.sushi-bomber.net/~agari/sukanpin.html
ミシガンのスネアと歌声がぷくぷくと夜の公園に溶けていた。ヒロポのアコギの調べとコーラスが夜の公園に色を着けていった。水溶性の夜となった。
お客さんは公園を見回る地域の高円寺おばちゃんだ。
「ライブいつあるの〜?」
まさに不審者が目の前にいるというのに気軽に話しかけてきやがる。
「今、これがライブです。」
ヒロポが答えると唾を吐きかけられた。ヒロポがさっと身をかわしたので、ミシガンのメガネにべちゃっと付いた。高円寺のおばちゃんに褒めていただけるとは行く先良くないですか。
他に『黒いシェパード』(歌詞→http://ray.csidenet.com/ura0/word/moon1.htm)『僕の努力』もやった。
どの曲もヒロポとミシガンが大好きな曲だ。とても良い夜になった。
しかしヒロポの第2の人格が現れ、おもむろに『地獄』(人間椅子)アコギバージョンを弾き出した。全くそんな曲ではないが、しっとりと歌い上げた。調子に乗って、同じく人間椅子の『蛮カラ一代記』もアコギバージョンで弾き出した。歌詞をほとんど忘れたので替え歌だ。
富士の樹海で遭難し/草や虫食べ50日/死にに来たのに死にきれず/暮らし初めて15年
「富士の」までしか合ってないじゃん!
最後の曲は、ミシガン作詞の『ウジ虫300円』だ。ウジ虫屋さんで貧乏な坊やが今夜のおかずのウジ虫を買うが、お店のおじさんが不審な男でやばい、という内容だった。
いつの間にか今宵も月は沈み、虫さえも眠る夜となった。この世で生きているのはミシガンとヒロポだけかと錯覚したが、家に帰ってテレビを付けると生放送の番組が垂れ流されておったので安心した。

はぁ〜、また妄想しちゃったよ。