女子高生とにわたかしの巻

女子ちゃんが、久しぶりに遊びに来ました。
うちの近くの看護学校を受験するため、下見をしに。
ってか、フリマにて鍵盤ハーモニカを手に入れたらしく、わざわざ持ってきてくれた。
鍵盤ハーモニカのうらには、「にわたかし」と名前入りだった。
この鍵盤ハーモニカに、「にわた君」と名付けよう。
にわた君を、吹いてみた。
ん?
あれ?
常に、和音だ。
鍵盤に触れずとも、音が鳴る!!
女子ちゃん曰く、フリマのおっちゃんが「こんなの売れるわけ無いよ・・・。ただであげる。」と言っていたらしい。
確かに、ヒロポが使っていた鍵盤ハーモニカより古い世代のものって、すぐにわかるし、何より、きったねー。
なんか、茶色いいベタベタしたやつ付いてるし。
早速、女子ちゃんと分解して、綿棒とつまようじできれいに掃除。
「ハイターに浸けたほうがイイ!!」
女子ちゃんはそう主張するが、吹いたときに塩素臭いので、やだ。
塩素の臭い好きだけどね。
さて、へんな茶色い変なベタベタはとれた。
次は、音だ。
にわた君の構造はごく簡単で、裏から見たら、まるっきりハーモニカと一緒だった。
鍵盤を押したら、穴が開いて、空気が通る。すると、音が鳴る。
音が通らないように、小さなふたがついているのだが、それが、ひとつなかった。
どうやって修理したと思う?
ダンボール切って、ボンドでとめた。
かくして、にわた君は綺麗な音色が出るようになりました。
女子ちゃんちょっと引いてたけどね。
そういや女子ちゃん、すげーめんどくさがってたけど、受験会場、ちゃんと下見いったのかな?