『池袋・母子 餓死日記―覚え書き(全文)』

『池袋・母子 餓死日記―覚え書き(全文)』
内容(「MARC」データベースより)
今年*1、東京都豊島区・池袋のアパートで77才の母親が41才の息子と共に餓死するという事件が起きた。その母が残した日記の全文を公刊し、正確な内容を提供する。(amazon.co.jpより。)
という本を読んでいるのだが、これがすごく狂っている。
おばあちゃん、とにかく貧乏で、健康状態も悪く、子ども(40才だけど)は病気で、旦那はすでに亡くなっている。そして、言語感覚がぶっ飛んでいる。


不安。邪魔がくる。死。苦。どうしたらいいのでしょうか。無事に、家賃を、納めさせていただき、ありがとうございました。悟り。新聞の入れ忘れ。(今年4回目)不安。痛い。水道。ハラ、ハラ、と。


このような言葉を中心に、日記が埋まっている。
読んでいて、まともでいられなくなりそうになる。
おもしろそうでしょ?



読み方としては、芸術作品として読むのが、一番、亡くなった方の為になると思います。

餓死、怖い。

*1:ヒロポ注「今年」とは1997年